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1.病院経営を取り巻く環境     2.医療の質とは                3.医療の質マネジメントシステムの種類
4.質のマネジメントの8原則     5.マネジメントシステム構築のポイント  6.医療の質の向上策
7.システム構築に要する期間     目次へもどる                (注)印刷する場合は用紙の向きを横に設定してください。



 病院経営を取り巻く環境
  
 
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病院経営を取り巻く環境

今、病院経営を取り巻く環境は転換期にあるともいえます。
病院病床の機能の明確化・重点化、患者の意識の高まり、情報公開の要求など これまでの「医局本位の治療の提供」から、「患者・家族から選ばれる病院」へと急速に変わりつつあります。

最近、日経メディカル社より、開業医15,000人が選ぶ都道府県別、疾患別病院ランキングという本が発行されました。
その概要は、左のリンクを空けて頂くと出てきますが、この例のように利用者に病院を選択する情報も整備されつつあります。

このような環境に対応するために、それぞれの病院では、医療の質の向上に取り組んでおられることと思います。
                           
日経メディカル「全国病院ランキング」の紹介記事とその一部
医療ミス防止に被害者の声(2005年6月8日読売新聞記事)
 



米国では、もっと早くこのような環境が到来していました。
この状況に対応するため、それぞれ病院が医療に質の向上に向けて、病院機能評価、ISO、TQM、シックスシグマ活動などに取り組んできています。

全米科学アカデミーが掲げる医療の質の向上の目標は
 ・安全性
 ・有効性
 ・患者本位
 ・適時性
 ・効率
の5つです。

日本でも、表現方法の違いこそあれ、目指すところは基本的に同じであると思います。
次の章では、医療の質の定義と、これらの目標について考えて行きます。
     

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