EA21は中小企業向けの環境経営システムです。
環境経営の指標として、環境効率という指標があります。
例えば、トヨタ自動車の2005年度の環境活動報告書を見ると、1990年から2004年までに環境効率は、CO2指標で約60%、廃棄物指標で210%向上したとして下記のようなグラフを掲載しています。
環境経営は、次の式で計算されます。
┌環境にやさしい事業の展開
付加価値(売上げ、生産高、利益率など)
環境効率=――――――――――――――――――――
ライフサイクル環境負荷
└活動・製品・サービスの環境負荷の低減活動
この数式を見ていただくとお解かりのように、環境効率は、単に生産活動における環境負荷を低減するだけでなく、生産・物流から発生する環境負荷を抑えながら、売上げを伸ばすこと。
環境負荷をライフサイクルで考える、即ち、材料の調達から、製品販売後の製品の消費や廃棄の負荷を減らすことが入っています。
トヨタ自動車のCO2指標で約60%と言うのは、プリウスなどのエコカーの販売により、消費段階のCO2排出量を減らすと同時に、エコカー自体が売上げ向上をもたらした結果だと言えます。
エコアクション21も環境経営システムですから、事業活動でのエネルギー・廃棄物・水使用量の削減だけでなく、トヨタ自動車のように、本業で環境に配慮した活動を行って環境効率の向上をはかることがで、実施した事業者の利益が向上し、地球環境の改善にも寄与することを目指したいものです。
そのようなことから、このサイトでは「環境にやさしいだけでなく、利益の向上に寄与するエコアクション21の構築」を目指して、情報提供と意見交換の場を設けることを目指しています。
また、情報交換の場として同じ志を持つものの会員制ネットワーク「エコアクションSNS」を開設しましたので、気楽にご参加下さい。
■ エコアクションSNSへのご招待
(2006年8月 がまがえる記)
INDEX
これからEA21を開始する事業者の皆さんへの情報提供
■ EA21のガイドラインの紹介
■ EA21と他の環境マネジメントシステム(EMS)の比較
■ EA21コンサルティング及び審査について
■ EA21帳票サンプル集
EA21審査人からのEA21構築についてのポイント・情報提供
EA21審査で気づいたこと
環境法規制等の紹介 .
省エネルギーあれこれ .
ゴミとリサイクル化 .