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EMS(ISO14000/エコアクション21)に関する質問と回答
by がまがえる 同一敷地内で2つの会社がある場合 [2005年 4月 20日 (水) 17時 14分]
ISO14001の付属書A.1では、EMSの適用範囲は、境界線を設定し、その境界線内の 全ての活動・製品・サービスを含めるように解説しています。 ユーティリティーを共有し、そのユーティリティーが著しい環境側面となる場合は、 境界線が分けられないので、一つもマネジマントシステムとすることが認定条件になる と思います。 具体的には認証を受けられた認証機関でご確認下さい。 ただ、管理責任者は何人いてもよいので管理区分ごとに複数人数も受けた方がよいかも 知れませんね。
Tuneo Tomita [2005年 4月 20日 (水) 15時 34分]
現在、同一敷地内、同一建家でユーティリティー関係等を共有し2種類の製品を製造し 14001を取得しておりますが、今後 1種類毎の別会社となる予定です。 同一敷地内、同一建家でユーティリティー関係等を共有等の条件はそのままですので 従来の活動と同様にて進めたいのですが、別々に取得しなければならないのでしょうか? マネージメントレヒビュー等の経営者はどちらかの1社に依頼する形で現状の活動を 続けたいのですが。
by がまがえる エコアクション21認証制度スタート [2005年 3月 26日 (土) 11時 26分]
以前にも紹介しましたが、環境省主導のエコアクション21の認証制度がスタートしました。 初認証は大阪のマコト電気で、認証費用は25万円、コンサルタント費用を合わせても50万円です。 データベース3-5に紹介記事が入っています。 今、認証を受けているのは、パイロット事業の方々ですが、本格実施は4月より、 私もエコアクション21の審査人試験に合格し、明日、京都で審査人講習会を受けることに なっています。
by がまがえる Re:適用範囲について [2005年 3月 26日 (土) 11時 22分]
御社では工場として認証を取得し、その敷地の一部に本社ステッフ部門がある。 そして、排水設備、電気設備、廃棄物処理は共同運用しているが、仕事の面では指揮系統が工場の 管轄外である というように理解してよいのでしょうか。 そうであるとすると、2つの方法が考えられます。 一つの方法は、 適用サイトに敷地の番地を入れるが、下記のような但し書きをつける。 「当敷地内にある本社開発塔については、排水設備、電気設備、廃棄物処理などに関する活動は適用範囲 に含まれるが、製品・サービスについては適用範囲に含まない」とする。 この場合、工場の人は名詞にロゴマーク使用可能ですが、本社開発塔の人は基本的にロゴマーク使用 できないと思います。 二つ目の方法は 工場の統括管理責任者に下に、工場と開発塔で別々に管理責任者を置くことです。 マニュアル、環境方針、内部監査、マネジメントレビューなど共通ですが、環境目的・目標・ 実施計画・運用管理・監視測定はそれぞれの管理責任者のもとで、別々に管理を行います。 多くの独立組織が首長の下にある自治体では、そのような管理体系になっています。
ya-ya ISO14001適用範囲について [2005年 3月 25日 (金) 20時 48分]
工場の敷地内に本社部門の開発棟の建家があり本社スタッフが常駐していますが、 指揮系統が全く違うため管理が難しいのが現状です、この場合ISO14001の適用範囲としてどのように あつかったらいいのでしょうか。
by がまがえる ISO14001:2004年版「規格の理解」eラーニング [2005年 2月 15日 (火) 21時 34分]
ISO14001:2004年版対応の規格要求事項を解説したeラーニングをリリースしました。 デモ版では、4.1一般要求事項、4.2環境方針、4.3計画(環境側面、法的等要求事項、目的・目標 及び実施計画)についてのテキストとスライドムービーが無料でご覧になれます。 ご希望の方は、eラーニングメニュー「B03 ISO14001規格の理解」デモ版の放映よりお入り下さい。
by がまがえる ISO14001:2004移行チェックリスト [2005年 1月 05日 (水) 15時 41分]
ISO14001:1996からISO14001:2004移行のためのチェックリストを作成しました。 このサイトの「14001改正」のページに掲載していますので、ご利用下さい。
by がまがえる 改正大気汚染防止法 [2005年 1月 02日 (日) 18時 21分]
昨年5月大気汚染防止法が改正され、塗装施設、洗浄施設、印刷施設などから出る揮発性有機化合物(VOC) の排出基準の設定され排出濃度の測定が義務ずけられることになりました。 詳細(省令)はまだ出ていませんが、概要が本サイトデータベースNo3-14に掲載してありますので該当する 組織は参照してください。 なお、具体的な数値を定めた省令は、本年5〜6月ごろになる予定です。
by がまがえる エコドライブで10億円削減(日通) [2004年 10月 14日 (木) 15時 57分]
今月の日経エコロジーの特集は、「エコ物流を極める」でした。その中で、日通の「エコドライブで年10億円 削減」の記事のコピー(pdf)を、本サイトデータベース No3-10 に入れてあります。
by がまがえる エコドライブの推進について [2004年 8月 30日 (月) 10時 57分]
営業車を有している組織では、環境マネジメントシステムの著しい環境側面に「車の燃料の使用」を特定して いる場合が多いようです。この側面の運用管理としてエコドライブを進めれおられるようですが、うまくいっ ていますか。 私自身は、プリウスに乗り変えてもう5年半になります。しかし、運転の仕方で燃費が相当に違いカタログに 載っている表示値になったことはない。運転テクニックの重要性を痛感しています。 一般に、エコドライブにすると燃費は2〜3割向上し、交通事故の減少するといわれています。 エコドライブのテクニックは本HPのリンクの「交通エコロジー・モビリティー財団」の「エコドライブ」を クリックすると出てきます。 また、日経エコロジー9月号にいすゞ(トラック)とNEC(乗用車)の「エコドライブ推進システム」の紹介 があり、本HPのデータベースNo27をクリックすると出てきます。 エコドライブに関心のある方、アクセスして見てください。
by がまがえる 環境保全及び予防の汚染と、社会経済上のニーズのバランス [2004年 8月 05日 (木) 13時 34分]
一般に、ISO14001の構築当初は、「紙・ゴミ・電気」3種の神器を目的・目標に掲げて環境パフォーマンス の改善活動を進めている会社が多いようです。これは、これで重要なテーマです。 しかし、3年ほどすると、 このテーマでは余りお金を掛けずにやれる範囲は少なくなって活動が停滞してしまう。 先日お伺いしたある会社(50人程度)でもそのような傾向が感じられました。 ISO14001の序文には「この規格の全体的な目的は、社会経済的ニーズとのバランスの中で環境保全及び汚染の 予防を支えることにある」と記されていますが、この社会経済的ニーズとのバランスという点に問題が発生し ていると感じられます。 そのようなときは、組織の経営に役に立ち、しかも予防の汚染ににつながるテーマ選択することがよいと思い ます。例えば、不良(仕損費)の低減、不良在庫の低減、環境配慮型製品の設計や販売といったことです。 ところが、これまでの環境影響評価方法では、そのような項目が著しいとはならない評価方法となっていてど うしてよいか困っているように見受けられました。 このような場合は、「(組織の価値評価に関する)内部及び利害関係者の関心」という項目を評価項目に追加 するとよいでしょう。 また、マネジメントレビューにおいて方針・目的・目標を見直すときに、法的要求事項、著しい環境側面、技 術上の選択肢、財政上、利害関係者の見解といって観点からの検討をキチンと行うことが必要です。 ISO14004:2004年改訂(DIS)版では、そこの解説が載っています。このホームページのデータベースNo24から ダウンロードできます。 前者については、14004:2004 4.3.1.5項、後者については 14004:2004 4.3.3.1項を参照してください。
by がまがえる 法令やJISの内容の閲覧 [2004年 7月 14日 (水) 9時 14分]
ISOのシステム構築の過程で、法令やJISを閲覧したいと思われることはありませんか。 法令は「総務庁法令データベース」から閲覧することができます。 JISは民間の著作物なので、使用するときは日本規格協会より購入することが原則ですが、内容はWEB上から閲 覧・コピーすることができます。閲覧・コピーすることはOKだが、使用するときは買ってほしいというやや こしい関係です。 これらの、資料を閲覧したい方は、当ホームページの「リンク」から入ることができますので利用してくださ い。
by がまがえる 経団連の「企業行動憲章」 [2004年 6月 30日 (水) 21時 49分]
雪印、三菱自動車などのコンプレイアンス問題や社会的責任(CSR)のISO規格化の動きを受けて、このほど 経団連が企業行動憲章を全面改正し、6月22日付けで「企業行動憲章 実行の手引き」が発行されています。 このサイトのデータベースNo1-07よりリンクされています。 先に紹介した国土交通省の環境行動計画と同様、これも「組織が同意するその他の要求事項」の対象となり ますので目を通されるようご案内します。
by がまがえる 国土交通省の「環境行動計画」 [2004年 6月 30日 (水) 9時 33分]
6月28付けで国土交通省が環境行動計画を発表しました。運輸・建設業でISO14001を構築されている方は、 「組織が同意するその他の要求事項」の対象となえますので、目を通しておかれるとよいと思います。 内容はこ、のサイトのデータベースNo1-06に入っています。 この中で特に、運輸業の環境マネジメントシステムとCSRについて次のように記述があります。 ○グリーン経営推進マニュアル及び認証制度活用の浸透 【平成17年度中に認証制度の対象範囲を海運、倉庫業等に拡大】 【トラック、バス/タクシーの認証制度の普及・促進により、平成16年度中に認証取得者350社を達成】 ○企業の社会的責任(CSR)の交通部門のあり方の研究 【CSRについて国内外の先進的な事例や仕組を調査し、環境負荷の小さい交通体系の構築を促進する手法として のCSRの活用・普及方策について平成16年度中にとりまとめ】
by がまがえる 環境会計は役に立つか? [2004年 6月 11日 (金) 9時 53分]
環境会計については、当ホームページスキルアップ研修で紹介させていただいていますが、日経エコロジー5月 号の特集記事でも紹介されています。 パフォーマンス向上という観点からは、外部環境会計は余り役に立たないが、内部環境会計は役つケースが出て きています。 詳細は、このサイトの「データベース」No3-03 を見てください。
by がまがえる 環境影響評価 [2004年 5月 20日 (木) 14時 09分]
ISO14001では、著しい環境側面を特定する合理的な手順を定め実施することを求めているだけで、リスク評価 をしなけらばけならないという要求はありません。 しかし、リスク評価のよい点は、個々の環境側面に適した評価が合理的にできるということです。例えば、騒 音を発する設備があったとすると、発生する騒音は同じであっても、その設備のある場所によって外部へ影響 ・リスクが違ってくると思いますが、その辺がクリアになることです。 一方リスク評価には、それを行うための人材も時間も要ります。要員や時間のない中小企業がこれを行うと内 容を理解せずに形だけやったということになりかねず、殆どの小企業では、そうなっているという報告もあり ます。そのような場合は御社のとたれた重大側面のチェックリストの方が適しています。 大手企業では、一般的に環境側面の特定はリスク評価によって行われています。御社を審査した審査員は以前 大手企業に勤めていて、そうしなければならないという固定観念があったのではないでしょうか。 審査を受けた認証機関に直接問い合わせ又はクレーム処置の手続きをとられれらば、そのままでOKとなると 思います。
質問例 環境影響評価 [2004年 5月 20日 (木) 14時 08分]
福祉機器の製造メーカーです。 当社では著しい環境側面の特定をする際に通常時・悲通常時は、重大側面を 特定する基準を作りYes、Noで特定します。また、緊急時の場合はリスク評価で行ってなっています。 先日ISO14001の予備審査を受けたところ、審査員から全てリスク評価とするよう指摘されました。 本当に全てリスク評価の方法で著しい環境側面を特定するようにしなければいけないのでしょうか。