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2011年11月 アーカイブ

2011年11月07日

エコアクション21全国交流大会in金沢を終えて

 11月4日・5日は金沢でのエコアクション21全国交流大会でした。全国から約500人の参加をいただきました。
実行委員の一人として、お礼申し上げます。
今回の大会は、運営面は金沢会議所が全て行ってくれ、審査人は分科会だけに専念すれば良いので助かりました。
それでも、昨年の11月から準備に入って以来、分科会の運営や発表の打合せを10回くらいやりました。
分科会の準備活動はQCサークル活動のようなものですね。私は、その中の1つのサークルのサークルリーダーという立場です。
Img_1508
 私が担当する分科会のテーマ・内容は先のブログ「環境保全が企業利益に結びつくアドバイス」で紹介した通りです。
当日は意見が沢山出て予定時間の2時間をオーバーしてしまいました。
エコアクション21も制度が発足してから7年目、発足当初は「いかに普及するか」という観点の大会テーマでしたが、今は、「効果のある取組みを如何に継続させるか」という点にニーズが変化してきています。
私の担当する分科会のテーマは、その点に焦点を当てたものだったので、皆さんの関心も高かったようです。

2011年11月10日

環境保全の改善案のベンチマーク

 ISO14001であってもエコクション21であっても、紙・ごみ・電気・水など社員全員意識向上と手軽にできる改善をし終えると、その次の改善活動が停滞してくる。
引き続き継続的に改善活動を推進するには次の2つがある。
一つは「本来業務の環境側面の改善」でありに、この点については、先にブロク
 ・本来業務の環境改善
 ・本来業務の環境改善 その2
で紹介しました。

もう一つは、コスト改善や利益向上を兼ねた環境保全やしくみへの投資です。
この場合は、よいアイディアがないとうまく行かない。
アイディアを出すには、先進事例をベンチマークすることから始めるのが効率的である。また、実施に当たっては、補助金・助成金・融資制度・国内クレジット制度を活用することにより投資回収年が短くなり、採算がとれるようになる。

以下にエコアクション21全国交流大会(金沢)の発表原稿を作成するときに調べた先進改善事例や助成金・補助金制度へのリンク先を紹介します。

1.省エネ・再生可能エネルギ-の利用
 <工場・ビル・運送・民生部門>
 ・国内クレジット制度改善事例
 ・国内クレジット制度アイディア100選(業種別)
 ・東京都地球温暖化対策ハンドブックメニュー編
 ・近畿経済産業省「中小企業からの省エネの風」
 ・省エネルギーセンター「工場・ビル・荷主産業の省エネ」
 ・関東経済産業局「省エネルギー取組事例集」

 <建設・廃棄物処理>
 ・日本建設機械化協会 建設施工における地球温暖化対策の手引き
 ・北海道開発局 建設現場からのCO2削減の手引き(案)
 ・国交省中部地方局 建設現場で今すぐできる地球温暖化対策
 ・日本建設機械化協会 省エネ運転マニュアル
 ・廃棄物処理業の地球温暖化対策

2.生物多様性
 ・環境省生物多様性民間参画ガイドライン(事例63~108ページ)

3.改善手法
 ・マテリアルフローコスト会計
  ※マテリアルフローコスト会計はISO14051として、2011年度末発行を目標に規格化が進められています。
    ⇒ 日経ビシネスの紹介記事
 ・省エネルギーセンター 無料エネ診断


4.環境経営に対する補助金・助成金等
 ・中小企業庁省エネ施設利用ガイドブック
 ・平成23年度版「エネルギー・温暖化対策に関する支援制度」(関東地域自治体)
 ・金沢商工会議所 かなざわエコ対策対応ネット
 ・国内クレジット制度
 ・省エネ関連事業の補助金(都道府県別)

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