エコアクション21普及の課題
「エコアクションSNS」の立ち上げを機会に、1週間ほど前、仕事やホームページ等でお知り合いになった大手企業様、中堅企業様約200社の環境管理の責任者の方に、エコアクション21を協力企業さまにご紹介いただくことを依頼しました。
依頼ですから、返答がないもと思っていましたところ、10数社の方より返答をいただきました。
返答内容を見ると「グリーン経営を進めている、KESを進めている、協力企業は既に認証取得済みなので協力できそうにない」という、ご丁寧な返答が半数。
「これから、内容を勉強しグリーン調達の際に協力企業に紹介したい」というものが半数でした。
その中に、2つほど気になるメールがありました。
1つは、ある電機系大手メーカーの孫会社にあたる会社の担当者からで、
自社レベルであればエコアクション21の運用が分相応と考えて、維持コスト削減策としてトップに提案をしてみましたが、トップからは「グループの環境活動指令」に従え、との判断が出て残念ながら切り替えできない。
というお話でした。
小さな会社が 環境経営システムとして、ISO14001をやるか、エコアクション21をやるか、何もやらないかは、実態としてはグループ親企業や顧客の意向次第だということですね。
エコアクション21を普及するには、先ず大手企業様にその有効性を知ってもらうことが第一だと思います。
そんな中で、トラック・バスを生産されている大手自動車メーカーのM社より以下のような力強いお便りをいただきました。ご了解を得て紹介させていただきます。
-------------------------<ここから引用>-------------------------
・・・・・(略)・・・・
企業人として環境保全の大切さは一企業の品質向上以上に大切なテーマだと感じています。
また一方では,品質レベルを上げることが,「不良品」という資源やエネルギーのロスを無くし,リコールだの回収だのという,社会的な損失を未然に防ぐもので,環境保全に大いに役立つということもこのごろ痛切に実感しています。
このたび頂きました「エコアクション21」については,弊社でも一昨年から関心を持ち,環境省の川野課長補佐(当時)にご面談したりエコアクション21の説明会を弊社で「協力会社向け」に開催したりといった活動を主催しました。
小規模の会社にとっては「世界に向かって宣言する」必要は無いので,身の丈にあった,自社の経営改善に必ず役立つ活動としてエコアクション21を推薦しました。
その結果,「環境マネジメントシステム=ISO14001のみ」として,協力会社に一律にISO14001取得を強要するというという誤まった考えを取り除くことができて,この3年間で10数社がエコアクション21の認証取得及び現在も継続して活動に取り組んでいます。
--------------------------<引用終わり>-------------------------
これはまさに私が感じていとことそのもので意を強くしました。大変ありがたいですね。
他の大手企業様も是非とも、ご理解いただきたいですね。
2006.10.25.23:10 | Permalink | Comments (0) | Track Backs (0) | a EA21で気づいたこと
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