乗り物のCO2排出量算出「駅すぱあと」
チーム・マイナス6より
『この度、経路検索機能に加えて、CO2排出量もわかる「CO2駅すぱあと」が開発され、チーム・マイナス6%のサイトから利用できるようになりました。
出発地と目的地を入力すると、経路・運賃・所要時間・距離に加えて、公共交通機関使用時のCO2排出量と自家用車使用時のCO2排出量が比較表示されます。』
とういう案内がきた。
早速、試してみた。
自分は、日ごろ、Yahoo の路線案内を使用していて、画面が殆ど同じなので馴染みやすい。
確かに、目的地までのコース別の、所要時間、金額、炭酸ガス排出量がわかる。
出発時刻、到着時刻別の時刻表が出ないので日常的には使いにくいが、時々CO2排出量を排出量確認するにはよいかも知れない。
ところで、自分の業務ホームページには、乗り物のKmも含めた総合的なCO2排出量算出プログラムを掲載している。
⇒ 業務ページ 包装資材メーカーのCO2算出プログラム
このCO2排出量算出プログラムの算出基準は、エコアクション21の負荷計算、apss住まい研究所の炭酸ガス計算シート、江別環境広場の環境家計簿 よりそれぞれ引用させていただいているので、算出基準があっているか気になって確認してみた。
その結果は下記に通り 単位はkg-CO2/km
駅すぱあと 住まい研究所 江別環境広場
自家用車 0.17 ― ―
タクシー ― ― 0.5
飛行機 0.12 ― 0.3
バス ― 0.019 0.2
長距離バス 0.054 ― 0.06
電車・地下鉄 ― ― 0.2
電車(長距離) 0.018 0.019 0.05
計算の仕方によってかなり違いますね。
しかし、Km当たりのCO2排出量は
車>飛行機>路線バス>長距離バス>電車>自転車
の順番になることは間違いないようです。
2005.12.23.13:04 | Permalink | Comments (1) | Track Backs (0) | c 省エネルギーあれこれ
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乗り物のCO2排出量算出「駅すぱあと」へのコメント
2006.01.22.10:31 | 投稿: がまがえる
この記事に関連して1月16日付けで、チーム6より 下記の内容のメールが届きました。
Q.「CO2の排出量が少ない交通機関は?」
A.鉄道やバスなどの公共交通機関は、自家用車よりも圧倒的にCO2の排
出量が少ないのです。
日本全体のCO2排出量のうち、運輸部門は約2割を占めています。そ
のうちの約半分が自家用乗用車からの排出となっています(2003年度)。
環境のためには自家用車より公共交通機関と言われますが、その理由を
考えてみましょう。下のデータは、同じ距離を移動する時の交通機関別
CO2排出量です。
●1人を1km運ぶときのCO2排出量 (g-CO2)
鉄道 ★ 17
バス ★★★★★ 94
飛行機 ★★★★★★★ 113
自動車 ★★★★★★★★★★ 176
(出典:交通エコロジー・モビリティ財団「運輸・交通と環境」2003年)
数字を見ると一目瞭然ですね。自家用自動車に対してバスは1/5、鉄道で
は1/10の排出量となっています。言い換えれば、自家用車で1人で移動す
るときには、1人で鉄道10人分のCO2を排出していることになるのです。
速さや便利さ以外に、環境という視点も加えて移動手段を選択するように
したいものですね。
なお、国土交通省と鉄道協会では、「鉄道でエコキャンペーン」を実施し
ています。ウェブサイトでは、チーム員(NO.157)の「エコてつ君」の活
躍も見ることができますので、是非ご覧ください。